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立体パズルと「メンタルローテーション」

休み明けの月曜日に最接近、しかも速度の非常に速い台風21号の対応には少しバタバタしてしまいましたが、適切な対応をしていただき、本当にありがとうございました。たいした被害がなかったことが何よりです。
 先月の園だよりでご紹介させていただきました、東京大学教授の池谷裕二さんの著書、『パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学』という本の中で『立体パズルと「メンタルローテーション」』という章があります。とても参考になると思いますので、ご紹介させていただきます。
=積み木や立体パズルで遊ぶのは、脳の成長に有効です。なぜなら、「立体空間」のイメージを必要とする遊びだからです。積み木や立体パズルで遊ぶときには、「想像」「計画」「実行」「内省」という順次ステップを踏みます。ばらばらのパーツの段階で「こういうものを作ろう」と大ざっぱな方向性を「想像」して、これを達成するためにはどうしたらよいかを「計画」して、実際に「実行」します。そして、その結果が成功だったか否かを振り返る「内省」をします。
 仕事、掃除、料理   。大人たちも実生活で同じ手順を踏みます。だからこそ。「想像」「計画」「実行」「内省」の原体験のある立体パズルは、大切な一歩を踏み出すための玩具だと位置づけられるのです。
 しかし、立体空間のイメージを養うことの利点はそれだけではありません。キーワードは「メンタルローテーション」です。
「メンタルローテーション」とは、頭の中で自由に物体を回転させて眺める能力のことです。これは私たちの認知の基礎能力となっています。例えば、メンタルローテーションができないと、ある人を別の角度から眺めたときに同一人物であると認識できなくなります。あらゆる角度から見た映像を総合して得られたものが「同一人物」だからです。(中略)
「他人の視点」に立って考えることも、メンタルローテーションの能力の1つです。「この子は悲しんでいるのかな」と思い至るのは水平思考、つまり立体思考の一環です。つまり、メンタルローテーションは、「気遣い」や「共感」にもつながっています。
 さらに、自制心や自己修正も、メンタルローテーションによって可能になる能力です。自分を外から眺めて「こういうところが私の悪いところだな」と気づく反省や、「私はここが得意だ」と気づく自己評価は、まさに立体思考の恩恵です。
 つまり、メンタルローテーションは、人間的成長の駆動力。いわば人生のアクセルです。
「このリンゴは昨日テーブルにあったリンゴと違うね」「ナシとリンゴは似ているね」「リンゴは切ったら芯があるね。ならばナシはどうかな」・・・・・・そんなふうに考えを広げていく。いわば「かしこさ」の通奏低音となるメンタルローテーション。これを養う遊びが、積み木や立体パズルだと私は考えています。=
 普段は子どもたちが遊んでいる、積み木や立体パズルですが、よく考えてみると確かに池谷さんの書いているようなプロセスを踏んでいます。何気なく私たちは接していますが、長く伝え継がれてきた玩具や遊具には、深い意味があるのだと改めて感じています。
- 園 長 -
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