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多彩な冒険 挑戦心育む


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先日の保育参観には、大勢の方々からお出でいただきありがとうございました。今回の保育参観は、「お店屋さんごっこ」の活動が主でしたが、1学期の頃とくらべるといろいろな面で成長した姿をご覧いただけたのではないでしょうか。
 先日の新潟日報「にいがた人の本棚」の欄で、キタック社長の中山正子さんが「多彩な冒険 挑戦心育む」という題で絵本について書かれていました。とても参考になると思いますので、ご紹介いたします。

=私の人生を決めた1冊は、絵本です。(「カロリーヌとゆかいな8ひき」シリーズ)出合いは幼稚園の頃。母が買ってくれた世界の童話シリーズに収録されていました。主人公カロリーヌと犬や猫など8匹の仲間が世界中を冒険する話です。母と2人の姉が読んでくれました。
 私は小児ぜんそくで体が弱く、幼稚園も小学校も休みがちでしたが、不幸ではありませんでした。物語の中で自分を9人目の仲間にして、フランス、インドなど世界中へ旅したのは楽しい時間でした。絵本を通じて知らない世界や文化を知り、主人公が新しいことに挑戦していくのが面白かったんです。新しいことへの挑戦が好きな今の自分に、大きな影響を与えました。
 絵も素晴らしいんです。何とも言えず大人っぽい色使いで、8匹の表情の豊かなこと。このシリーズは、フランスのデザイナーが自分の娘のために、娘をモデルに描いたそうです。子ども心の相当分かる人ですね。どの本も子どものやりたいことを全部やらせているんです。パリのルーブル美術館でスケートボードをしたり、人だかりで見えないモナリザは竹馬で見たり。ストーリーも笑いあり涙ありで飽きません。
 大人になって絵本で見た国に実際行ってみると、本当に同じ広場や遊園地があることに感激しました。子どもの頃はわからなかった風刺に気付くなど、読む年齢で感じ方が変わるのも面白いんです。私にとってこの本は古い友達のような存在。ぜひ多くの子どもに読んでほしい本です。
 会社経営をするようになり、今は社員177人の仲間たちと同じ目的のために〝旅〟をしています。業務効率化のための人工知能(AI)導入やウェブサイトでのハザードマップ作りなど、これからもいろんな挑戦をしていきたいと思っています。=

 絵本や本のいいところは、中山さんも書いているように、実際はいけないような遠い国々へも旅行できたり、知らない世界や文化を知れたり、当然会えないような歴史上の人物にも会え、その人の考え方、感じ方を学べたりすることです。もちろん、絵本や本の空想の世界だけではなく、本物を感じたり、触れたりすることが不可欠なのは、言うまでもないことですが。
 子どもにとっては、本物の世界と絵本の世界と両方が大切です。

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『親の「喜び」や「感謝」を伝える』

 先日の発表会には、大勢の方々からお出でいただいて、最後まで子どもたちを応援いただき、本当にありがとうございました。今年は会場が変更となり、みなさまにもいろいろな面でご迷惑をおかけいたしましたが、子どもたちはその不便さを感じさせることなく、一人ひとりが精一杯発表し、表現する楽しさをみなさんにお届けできたのではないかと思います。
 以前読んだ、日本アドラー心理学会公認心理療法士、星一郎さんの著書、『アドラー心理学で「子どものやる気」を引き出す本』の中に、子どもに自信をつける方法のひとつとして、『親の「喜び」や「感謝」を伝える』ことが大切という章がありました。とても参考になると思いますので、ご紹介いたします。
=(前略)「どうもありがとう。あなたがお手伝いをしてくれて、とっても助かるよ」
「お父さんとお母さんの仲がいいのも、あなたのおかげね」
「あなたを生んで、お母さん、本当によかったわ」
「あなたが元気でいてくれるだけで、お父さんはうれしいよ」
 このような言葉を、おりにふれて子どもにかけてあげると、子どもは、自分が家庭の中で役に立っている、必要とされていることを実感します。そして、そのことが自信につながり、自分を好きになれるのです。
 家庭の中でこうしたやりとりを繰り返していることによって、子どもはもう一つ大切なことを学びます。
 それは言葉に対する信頼です。
 言葉は、自分の思いや考えを伝える、もっとも手っ取り早い手段です。もし、言葉によるコミュニケーションよりも、言葉によらないコミュニケーションのほうを信頼するようになってしまったら、他人とつき合うのに膨大なエネルギーを必要とするでしょう。
「ありがとう」という言葉の中に、親の愛情を感じ、そして自信がわいてくるという体験を繰り返した子どもは、言葉の価値が体に染み込んでいます。そういう子どもは、言葉を信頼し、人とのコミュニケーションにおいて言葉を上手に使えるようになります。
 言葉を信頼できる子どもは、その言葉を発する人間も信頼することができるのです。
そして、言葉はその子どもが、将来社会に出たときの人間関係をスムーズにしてくれることは言うまでもありません。
「言葉を信頼できる子ども」を育てるためにも、親は喜びや感謝の持ちをどんどん子どもに伝えてあげることが大切なのです。=
 冬休みの間には、お子さんに手伝いの機会を多く見つけてあげられると思います。手伝いがかえって邪魔になるといわずにぜひ手伝いをさせてあげ、「感謝の気持ち」を伝えてあげて下さい。小さな体験が、大きな自信につながっていくことと思います。     - 園 長 -

『才能は「反射力」。反射力を育てるには幼児期の体験が大事』  


アッと言う間に今年最後の月となってしまいます。今年はとても大雪になるという予報もあるそうですが、あまり大変なことにならないように祈るばかりです。16日の発表会には大勢のみなさまのご来場をお願い申し上げます。
 2ヶ月連続、園だよりでご紹介させていただきました、東京大学教授の池谷裕二さんの著書、『パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学』という本ですが、もう一つだけみなさんにご紹介したい章があります。『才能は「反射力」。反射力を育てるには幼児期の体験が大事』という章ですが、とても参考になると思いますので、ご紹介させていただきます。
=私が考える「才能のある人」とは、反射力を上手に使える人のことです。「反射力」とはその場に応じて、瞬発力と即興性を持った合理的な判断ができること。何かに躓(つまず)いたら、適切なアイデアを出して打開するとか、もめたときにどう発言すれば穏やかに解決できるかなどを、素早く思いつく反射です。
 つまり、反射力とは、ある状況において無意識に脳が作動して、自動的な計算によって正しい答えをだすことのできる能力です。素早く適切な反射ができるようになるには、それまでの積み重ねが大切。いい経験をしてきた人は、いい反射ができます。
 プロ棋士が次の一手を思いついたり、ベテランの骨董屋が茶碗の価値を見抜いたり、そうした「直観」も、長年の経験から生じる自動的な反射です。経験が優れていれば、自然と優れた反射ができる人間になります。
 だから、子育てにおいて大切なことは、子どもたちに「よい経験をさせる」ことだと言いきってよいと思います。例えば、恐竜の図鑑だけでなく、博物館に足を運んで化石の実物を見せたり、プールだけでなく、森林の渓流で水浴びさせたり、デジタル視聴ソフトだけでなく、本物の舞台や演奏、美術作品に触れさせたり、などなど・・・・・・。
「うちの子はまだ小さいから」と思うかもしれません。確かに、幼児期の子どもは、考えたこと感じたことを周囲に表現する能力がありませんから、大人から見ると「たいして考えていない」ように感じます。しかし、脳の活動から調べると全くそんなことはありません。様々なことを感じ取って、吸収しているのです。
 確かに脳は発達中で、まだエピソード記憶が上手くできませんから、大人になった後、意識の上では経験を覚えていませんが、それは表面上のことで、幼児の体験は、体感として無意識の神経回路に残り、直観力や反射力を育むことにつながっています。(後略)=
 脳科学が進歩したおかげで、今までは経験的にいいとしか思われていなかったことがだいぶ理論的に証明されるようになってきました。「いろいろな経験をさせる」ことの大切さは、みなさん当然おわかりのことと思いますが、それらがみんな無意識の世界に残り、様々な力のもとになることを考えると小さいうちから、やはり自然や本物と触れ合うことが大切だと思います。
                                     - 園 長 -

立体パズルと「メンタルローテーション」

休み明けの月曜日に最接近、しかも速度の非常に速い台風21号の対応には少しバタバタしてしまいましたが、適切な対応をしていただき、本当にありがとうございました。たいした被害がなかったことが何よりです。
 先月の園だよりでご紹介させていただきました、東京大学教授の池谷裕二さんの著書、『パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学』という本の中で『立体パズルと「メンタルローテーション」』という章があります。とても参考になると思いますので、ご紹介させていただきます。
=積み木や立体パズルで遊ぶのは、脳の成長に有効です。なぜなら、「立体空間」のイメージを必要とする遊びだからです。積み木や立体パズルで遊ぶときには、「想像」「計画」「実行」「内省」という順次ステップを踏みます。ばらばらのパーツの段階で「こういうものを作ろう」と大ざっぱな方向性を「想像」して、これを達成するためにはどうしたらよいかを「計画」して、実際に「実行」します。そして、その結果が成功だったか否かを振り返る「内省」をします。
 仕事、掃除、料理   。大人たちも実生活で同じ手順を踏みます。だからこそ。「想像」「計画」「実行」「内省」の原体験のある立体パズルは、大切な一歩を踏み出すための玩具だと位置づけられるのです。
 しかし、立体空間のイメージを養うことの利点はそれだけではありません。キーワードは「メンタルローテーション」です。
「メンタルローテーション」とは、頭の中で自由に物体を回転させて眺める能力のことです。これは私たちの認知の基礎能力となっています。例えば、メンタルローテーションができないと、ある人を別の角度から眺めたときに同一人物であると認識できなくなります。あらゆる角度から見た映像を総合して得られたものが「同一人物」だからです。(中略)
「他人の視点」に立って考えることも、メンタルローテーションの能力の1つです。「この子は悲しんでいるのかな」と思い至るのは水平思考、つまり立体思考の一環です。つまり、メンタルローテーションは、「気遣い」や「共感」にもつながっています。
 さらに、自制心や自己修正も、メンタルローテーションによって可能になる能力です。自分を外から眺めて「こういうところが私の悪いところだな」と気づく反省や、「私はここが得意だ」と気づく自己評価は、まさに立体思考の恩恵です。
 つまり、メンタルローテーションは、人間的成長の駆動力。いわば人生のアクセルです。
「このリンゴは昨日テーブルにあったリンゴと違うね」「ナシとリンゴは似ているね」「リンゴは切ったら芯があるね。ならばナシはどうかな」・・・・・・そんなふうに考えを広げていく。いわば「かしこさ」の通奏低音となるメンタルローテーション。これを養う遊びが、積み木や立体パズルだと私は考えています。=
 普段は子どもたちが遊んでいる、積み木や立体パズルですが、よく考えてみると確かに池谷さんの書いているようなプロセスを踏んでいます。何気なく私たちは接していますが、長く伝え継がれてきた玩具や遊具には、深い意味があるのだと改めて感じています。
- 園 長 -

「ちちとははからとどいたいのち」

先日の集中豪雨では、大変ご心配になった方も多かったのではないかと思います。これ以上災害が起こらないように祈るばかりです。
 先日から、県内の中学生が自殺するという大変残念なニュースが続いています。どうして何らかの方法で救うことができなかったのかという無念さとともに、自殺という手段しかとれなかった苦しさは理解できるにしても、何故もっと自分を大切にできなかったのかという残念さが最後まで残ってしまいます。
 先日から、心臓病で重度障害のため、16歳までしか生きることのできなかった、松﨑胡桃(まつざきくるみ)さんの詩集、「まま そだて ありがとう」を読んでいます。先ほどの中学生にもぜひ読んでほしかったと思います。


ちちとははからとどいたいのち
2014年6月23日
くるみの いちねんかんの にゅういんせいかつに つきそってもらったこと
とうさん かあさん おとうとたちに とてもかんしゃしています ありがとう
みんなには すごくしんばいかけたね ごめんなさい

とほうにくれ あいときぼうを うしないかけ いのちまで うしなおうとしたけど
いつもそばに かぞくがいてくれたから がんばることができた
かあさん とうさん ありがとう

これから たくさんしんぱいかけたり ないたりするときがあったら
いっしょに かなしまずに わらってほしい
いきるということは しあわせなこと

うちのかぞく あいがたくさんあふれ しあわせ
これからさきも いっしょにいたい


 「命の大切さ」を理解するためには、その対極にある「死」の意味を理解する必要があると思います。幼児にそれをすぐに理解しろということは無理でしょうが、自然に理解していくためには様々な機会がいります。
自宅で死を迎えることの多かった昔と違い、病院で死を迎えることがほとんどとなってしまい、子どもたちにとっても家族の死というものが身近ではなくなってしまいました。
そうなると小さい頃からいろいろな小動物を飼うなどして、その「死」というものに立ち会わないとなかなか「死」の意味はわからないと思います。もちろん、それをわからせるためだけに小動物を飼うわけではないでしょうが、どんなに一生懸命に世話をしようとどんなに大切にしようと「死」は避けられないことを学ぶことが重要です。
長い夏休みですが、お子さんには一回り大きく成長できる経験をたくさんさせてほしいものです。- 園 長 -

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おぢや幼稚園

Author:おぢや幼稚園
小千谷認定こども園の園日記です!
園での出来事や、園長先生からのお話などなど
みなさんにお知らせします♪
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